2024.11. 21
唐津散策

むかし
 夢は海を渡ってやってきた。
  対岸の国の名を冠した
   城を持つ港街に。
窯を焚く煙香る幾千幾万の夜を経て
 炎をまとった夢は
   再び海を渡り帰っていく。------

勝谷誠彦著「旅。ときどき戦争」記載の洋々閣への詩より

  
佐賀県唐津市は古代より大陸への門戸として栄えました。
  魏志倭人伝の末盧國であり、万葉集に数々の歌を詠まれた史と詩の里です

  ふと過去に戻りたくなった時、唐津へ寄り道なさいませんか。


お知らせ

goro ito concert
2024 winter
with Robin Dupuy

12/22 日曜日 open 15:00/start 16:00
at 洋々閣ホール
第18回洋々閣クリスマスコンサート ギターとチェロのつむぐ聖夜、よたび
定員50名 (全席自由)
チケット料金(要予約) 4,500円/当日5,000円
チケット購入・お問合わせ080-5602-5298(池田)
主催:唐津はこのまんまde委員会!?



旧高取家住宅(国指定重要文化財) 
おかげさまで修復開館後まもなく15年になります。
これまでに70万人を超えるお客様がお出でになって絶賛されています。
蛍の時期には、ぜひ、二階大広間脇の蛍の杉戸絵をご覧ください。

すぐ近くに旧大島邸も移設、新築(一部復元)されました。
旧・唐津銀行頭取で、近代の唐津の経済を牽引した
大島小太郎の旧宅が小学校の改築のために
取り壊されていましたが、このたび別の場所に完成しました。
茶会、集会などにご利用いただける和の空間です。



唐津へ行けば中里隆さんがいらっしゃる。
洋々閣に泊まってうまい魚を食べ、昼は中里隆さんの窯へ行ってゆっくりとぜいたくな時間を過ごす。
唐津はぼくが日本で一番好きな町である。

  
嵐山光三郎
「九州の宿」巻頭エッセイより




唐津の魅力のスポットをご案内いたしましょう
    
高取和民氏のHP

高取邸    A letter from Dr. John M. Payne  

国指定重要文化財「旧高取家住宅」は近代和風建築の美しい建物です。 市民グループ「高取邸を考える会」の事務局は洋々閣女将です。
メールをお寄せください。高取邸関係目次へはこちらから。

唐津城  
豊臣秀吉の臣寺沢志摩守広高が慶長7年から7カ年をかけ、九州の諸大名の加勢を受け、名護屋城の解体資材を用いて築城。寺沢氏に次いで、大久保、松平、土井、水野、小笠原の諸氏が城主に任ぜられました。現在の天守閣は昭和41年の復元。天守閣は、五層五階、地下一階で、郷土博物館、展望所などがあり、展望所からは、松浦潟の全景が一望できます。
[江戸三百藩HTML便覧]の唐津藩にリンク
石段が330段ほどありますが、城山の西側に回ればエレベーターが利用できます。
虹の松原  虹の松原百姓一揆(善 達司論文)   
国特別名勝。100万本の老松が美しい弧を描きます。
七、八月は海水浴に。ヨットやウインドサーフィンは通年。
ロードレース、駅伝などでも有名。今年のトライアスロンは5月30日です。 
NHK BSの「21世紀に残したい日本の風景」第5位になりました。
鏡山  松浦佐用姫伝説考(岸川 龍論文)    
万葉集に歌われた「領布振山」です。松浦佐用姫の悲しい伝説の地にたたずんで、遥かな昔を偲んでください。
“海原の沖行く舟を帰れとか領布(ひれ)振らしけむ松浦佐用姫”
春、秋のピクニックに。 またハングライダーにも好適です。
唐津市中原の遺跡から出土した木簡に「日下部氏」の名。肥前風土記に佐用姫の子孫とされる。(2月21日記事)
七つ釜 ジャック・マイヨール氏のご冥福を祈ります。2001.12.24 追悼 ジャック・マイヨール
このあたりは、玄武岩の溶岩台地。柱状節理といわれる六角形の黒い柱が密集した崖を、波が浸食して七つの洞穴ができました。大きいものには遊覧船が頭を入れられます。もうすぐ、八つ釜になるかも。
ジャック マイヨールさんが六十数年前に生まれて初めてイルカに出会った感動の海。「グランブルー」の原点です。 上級者のダイビングに、釣り

曳山展示場  「潮吹く鯨山の夢」佐藤隆介エッセイ
唐津くんちで使われる14台のひきやまを展示。勇壮なまつりのビデオも楽しめます。
11月3,4日がくんちです。
唐津神社のホームページへ
末廬館 (まつろかん) 
史跡「菜畑遺跡」は日本最古の稲作遺跡です。「邪馬台国」の門戸であった末廬のクニの姿をほうふつとさせます.
末盧館にはイネの来た道などの展示があります。

河村美術館  青木繁と佐賀(河村龍夫論文)  河村美術館のホームページへLINK
しゃれたデート・スポットです。静かで知的な最高の雰囲気。青木繁のコレクションを見逃さないで。
ドイツのビアジョッキの展示。これ、とっても面白いです。ミュージアムグッズもちょっとしゃれている。
女将の挨拶平成12年10月号
には、河村美術館のことを書いています。
現在、土、日、祝日のみ開館です。
隆太窯  隆太窯、隆太窯ギャラリーのご案内
唐津の南西部、見借(みるかし)は、肥前風土記に書かれた「みるかし媛」 の里。その地に窯を開いた中里隆氏は今や世界的な陶芸家です。その仙人のような風貌と大胆かつ細心の作風は、あまりにも有名。バロック音楽を支援して「隆太窯コンサート」も200回近くになりました。
中里隆、太亀父子のギャラリーは洋々閣にあります。アメリカで作陶している娘の花子の作品もあります。

アルピノリンク唐津焼に関する情報はこの中にあります。)
唐津駅北口に隣接する会館。1階は唐津地区の名産品売場、2階は唐津焼の各作家の共同展示場になっています。お土産にどうぞ。
名護屋城跡  「肥前名護屋城の築城と東アジアの情勢」 (高島忠平佐賀女子短大学長論文
今から約400年前、朝鮮半島侵略をもくろんだ豊臣秀吉は、この地に名護屋城を築いて出兵基地とし、文禄・慶長の役(壬辰・丁酉倭乱1592〜98)をおこしました。現在、この戦争の舞台となった巨城名護屋城と、参集した全国の大名の陣屋の跡は「名護屋城跡並びに陣跡」として国の特別史跡に指定されています。名護屋城博物館は、過去の史実に対する反省の上に立って、日本列島と朝鮮半島との交流の歴史を調査・研究・展示紹介しています。
護屋城跡は、唐津の西、車で30分の鎮西町にあります。
常設展   
宝当神社  女将ご挨拶 「宝の島 高島」
唐津湾に浮かぶ高島の小さな神社「宝当神社」は、宝くじの当たる神様として、最近おお賑わいです。
舞鶴橋(洋々閣から徒歩5分)の下から海上タクシーで5分(15分おきくらいに出航。500円)
川向こうの定期船「高島丸」乗り場からは10分です。(一日6往復。200円)
宝クジを買っておいでください。お賽銭もはずんでくださいね。
  
呼子朝市
呼子町松浦町にて、毎朝7〜12時。昭和バス「呼子」下車徒歩3分
日本三大朝市の一つに数えられ、平日では約50店、
日祝日には約70店の露店にとれたての魚介類・野菜が並びます。
七山 
平成18年1月1日に唐津市と合併した旧・七山村は、魅力あふれる自然と景観の町です。
紹介文はこちらを参照してください。


津市のホームページへ      
宮島醤油「発見唐津!」へ