人口2,700名の小さな旧・七山村は、玉島川の上流で唐津市の東側の玄関です。面積の約70%が山林で、杉、桧が先人達の努力によって成長し、元気いっぱい天を指しています。
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樫原湿原 |
「清流と緑の自然公園の村」をむらづくりのキャッチフレーズとし、環境を大切にして官民一体となった地域づくりも盛んに行われてきました。唐津市の市街より東を見れば、三角帽子の笛岳があり、毎月7日・17日・27日に、またお盆や正月の三が日には、山頂に七文字の明かりがともり、七山ここに有りと教えてくれます。 そのすぐ横に
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観音の滝 |
は九州の尾瀬と呼ばれる、樫原湿原(かしばるしつげん)があり、サギソウ、トキソウ等可憐な花が咲き、珍しいハッチョウトンボ等が見られ、多くの人々の目を楽しませてくれます。
樫原から流れる水は、水量を増しながら、日本の名瀑100選に名を連ねる観音の滝へと流れ、滝の上には鳴神山福聚院があり、古くより眼の神として信仰を集めています。
観音の滝下流には約2kmにわたり、遊歩道も整備されて、木かくれの淵、狭霧の滝、白絹の滝等淵や滝が連なり、この渓谷をセブン
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木かくれの淵 |
ブリッジとして、七つの橋で結びハイカー達の足を止め自然の風景を楽しませてくれています。
夏場には森林浴、滝から発生するマイナスイオンの中で家族連れが涼を求めて楽しむ姿が岩場をなごませ、七山耶馬溪と呼ばれ親しまれています。
渓流の横には、クラインガルデン「おいでな菜園」が有り、体験農園、イモ堀、みかん狩り、ヤマメの釣堀,バーベキューハウス、キャンプ場、ログハウスの宿泊施設等施設も充実し、家族連れやアウトドア−志向のお客様で賑わいを見せています。
「おいでな菜園」の横には、地下300mから汲み上げる天然水が、ミネラルとラドンを含み、まろやかな喉ごしが好評で、現在「ななやま天然水」として売り出し中です。
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ななのゆ |
村の中心部にあります農林産物販売所「鳴神の庄」は、新鮮で安心・安全をモットーに、村びとが真心こめて育てた農産物を並べ、産者の顔が見える販売所として県内はもとより福岡、長崎県からのお客さんも多く、七山の元気の源となっており、17年度は3億円の売上を達成し、また近くの高台に平成14年6月オープンした、鳴神温泉「ななのゆ」は、九州でも一・二番の高アルカリを誇る、アルカリ単純温泉で、神経痛、関節炎に効能ありとして、特にぬるぬる感が女性の肌に潤いを与るとして好評を受けています。また「ななのゆ」を取り巻く自然の風景は癒しの場として、オープン後3年余りで90万人の入館者が訪れ七山観光の目玉となっています。
一方、昭和61年月に発足した村おこしグループ「大雨風七山」(うーばんぶーななやま)は、当時停滞していた七山村に、大雨、大風を吹き荒らし、活性化を求めようと結成しました。博多どんたくの5月3.4.5日に、七山村単独で福岡天神サンパテーでの物産展を始めとし、ペンタフェアー、青空テント市、観光農園みかんちぎり、観音の滝大しめ縄張り等数々の事業を実施してきました。中でも七山の
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国際渓流滝登りinななやま |
自然を活かし、ユニークなイベントとして昭和62年より「国際渓流滝登りinななやま」を企画し、佐世保の米海軍基地の海兵隊との交流から76名の参加者で始まったこの大会も、19年目の平成17年は25カ国1,500名の参加者で、清流の川は赤いライフジャケットで染まりました。
このイベントは、村内外から老若男女の通訳ボランティアを含む約200名の方々の協力で成り立っていました。
この間、全国紙をはじめ新聞各社はトップ記事として毎年一面に掲載され、テレビ局も各キー局や、ロンドンの局からも取材も受け世界中で放映されました。 また、自然と国際交流を結び付けたユニークなイベントとして評価を受け、平成14年には財団法人地域活性化センター主催による第6回ふるさとイベント大賞を受賞しました。
大雨風七山も平成17年12月、思い出深き20年間の活動に幕を閉じました。
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七山の地図 |
七山中学校においては、環境教育の一環として地球にやさしいと言われる、「ケナフ」を栽培し、卒業証書の作成に3年生が取り組み、自分で漉いた世界で一枚しかない卒業証書を受領しています。このように七山では子供から老人まで一体となり、自然環境を大切にし、清流と緑を守り地域づくりに努めています。
おでかけください七山へ。
七山の特産品 |
農林水産大臣賞受賞 |
七山茶 |
天然ラドン水 |
ななやま天然水 |
自然の味を大切に |
よもぎ饅頭 |
栽培から加工まで |
七山南高梅 よか塩梅 |
南高梅を活用した |
うめー茶、アイスクリーム |
農家のおばちゃんのこだわり |
ゆずごしょう、 田舎コンニャク |
その他 |
高冷地野菜 |
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