#178
平成27年1月

謹賀新年
このページは女将が毎月更新して唐津のおみやげ話や
とりとめないオシャベリをお伝えします。
他の方に書いていただくこともあります。



バックナンバーもご覧ください。



あけましておめでとうございます。
 
街角の笑顔 えびすさま
 おすこやかに新年をおむかえになったことと、お喜び申し上げます。
今回は、唐津市に残る古いエビス様のご紹介です。街角のハッピースマイルをお楽しみください。


大石町の町角にいらっしゃるエビス様。


1月10日は「十日恵比寿」の祭りです。大石町のみなさん総出で「十日恵比寿」の支度です。


お酒のおふるまいもあり、道行く人々もちょっと一杯。


大石町の隣の水主町(かこまち)のエビス様は天真爛漫の大笑いの表情が、見ただけでもうれしくなりますね。


洋々閣からちょっと東に行った中通りにあるエビス様は、いつのころか鼻欠けになられたけれど、整形手術を受けられて高い鼻がつきました。小脇に抱える鯛は小さめながら、いつもお酒をそなえてある幸せなエビス様です。


こちらも東唐津の街角ですが、なんと家持ちのエビス様です。自宅の角をこのようにエビス様の家に改装なさって、いつも御供えが豊かです。


唐津神社では1月20日に「二十日恵比寿祭」をなさいます。商売繁盛を願って、たくさんの人出となります。私たちも毎年参詣して、クマデなどを買います。


飾りものもよく売れます。けっこう高いものですが。


アルバイトの巫女さんの笑顔がうれしいですね。


唐津神社境内にある刀町のエビス様を祭る神社です。


刀町の恵比寿神社の内部ですが、写真がぼけててごめんなさい。人垣が途切れた瞬間にあわてて写してぼけているのに気がつきませんでした。残念。
恵比寿様と大黒さまが並んでいらっしゃいます。


ここでもお振舞いの「太閤」が人気です。
さて、どんじりに控えしは、何を隠そう、洋々閣の神棚に鎮座まします古い焼き物の恵比寿様です。高さ30センチほどのものです。はげ落ちて少々見た目が悪くなっていますが、笑顔ははっきり見えますでしょう?鯛も大きいし。うちの商売繁盛専用の神様ですから、よその方にはいくら賽銭をはずむとおっしゃってもお見せできませんですよ。


いかがでしたか?すこしハッピーになられましたか?
以前に確かにあったエビス様をさがして、城内を歩いてみましたが、新しいビルが建っていて、知らない家に「ここにあったエビス様はどうなりましたか」、と尋ねるわけにもいかず、すごすごと戻りました。できることなら、古いものを守っていきたいものですね。それではまた来月お目にかかりましょう。

     


洋々閣  女将  大河内はるみ  info@yoyokaku.com