#157
   2013年4月

  

このページは女将が毎月更新して唐津のおみやげ話や、
とりとめないオシャベリをお伝えします。
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孫娘・木葉(このは)の初節句

♪灯りをつけましょ、ぼんぼりに、お花をあげましょ、桃の花・・・♪

か細いけれどもしっかりと歌って下さったのは、ひいおばあちゃんの加賀さん、96歳。
私の膝に座った木葉(このは)は、ご機嫌で時々笑顔を見せます。
去年の11月1日に生まれて初節句にはもう重くて抱いているのが腕がしびれるくらい。
髪も黒々とのびて、手足もむっちりと固肥え。
しっかりと黒目を据えて人を見極めます。
命って、ほんとに不思議ですね。
今月は、また、ばば馬鹿で、孫娘の自慢です。こないだ、生まれた時に書いたばかりだけど(英語版)、
元来「ホームページ」とは、家庭=ホームのことを書くことかと思い込んでる私ですから、
しかたがないと思って、お付き合いください。
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木目込みの五段飾りを奮発しました。
見栄を張って七段飾りをと、思ったのですが、大きすぎて置くところがないもので。(置くところがなくて、よかった。)
なつかしい市松人形もプレゼントされ、はなやかになりました。木葉に似てますよ。
お祝いは洋々閣でせずに、息子の自宅でしましたので、御馳走は寿司屋の出前です。孫たちの好きな玉子焼きがいっぱい入ったおすしで、私と上の孫と競争で玉子焼きを食べました。私が負けました。孫二人とやった「人生ゲーム」でも、こてんぱんにやられました。もう、泣きそう。
主人は女の孫は初めてで、抱っこするのも怖いようでした。
お食い初めも一緒にやりました。
鯛の浜焼をつける予定が、その日に限ってタイが入らず、アラカブの煮付けになってしまいました。ご飯の茶碗は、中里太亀先生が孫の名前入りで焼いて下さった特製です。で、普通の赤ちゃんの、小さな食い初めの器でなく、大人並みの堂々たる御膳です。
私が形式だけお魚を木葉の口に持って行くと、なんとしっかり舌を出してなめました。私に煮て、食いしんぼのようです。あらかぶの味をしっかり覚えたかな?
せまい居間にごちゃごちゃ座ってにぎやかな御祝でした。お兄ちゃん二人は、その日は妹が主役と判っていて、暴れずにおとなしくしていました。それでも下の子には背中に乗っかられて、髪を引っ張られましたが。かつらじゃないから、とれないんだよ。
96歳の加賀おばあちゃんは、やさしい笑顔で初めての女のひ孫を喜んで下さいました。
お兄ちゃん二人と木葉。
0歳、4歳、8歳。
早く大きくなあれ。
でも、また、いつまでも今のままでという気持ちもあります。
ババ心は不思議でありますね。

お付き合いありがとございました。
また来月お越しください。



  今月もお越しくださってありがとうございました。
  また来月もお待ちしています。
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