＃１５０ 　　　2012年9月
このページは女将が毎月更新して 唐津のおみやげ話をお伝えします。 他の方に書いていただくこともあります。 バックナンバーもご覧ください。
うちのとなりの野球姉妹 　 　スポーツ音痴の私は、テレビでスポーツと名のつくものを観戦することはまずないのですが、例外が高校野球です。どっちが打っても、手をたたくし、それをファインプレーで取ったらまた拍手するし、勝った方にも涙を流すし、負けた方にも貰い泣きするという、博愛主義的ファンなのであります。 　今回ご紹介するのは、うちのとなりの古賀さんちの野球姉妹です。私は何年も前からこのお嬢さんたちのかくれファンで、夜遅くまでパパのコーチで道路で素振りをしている姿をひそかに応援していました。このたびご両親の許可をいただいて、二人にインタービュを試みました。 皆さまも二人の夢を応援して下さい。
お姉ちゃん 昨年の唐津市のソフトボール大会時 この時は優勝！ 　　　　　　　　　　　いもうと 一昨年外町ビクトリージュニアで市の大会に出場の時の写真 名前　古賀真海　（こがまうみ） 学校　唐津市立第一中学校　3年 身長１５４ｃｍ　体重５０ｋｇ どうして野球が好きになったの？ 同級生が野球をやっていて、自分でもやってみたくて。 毎日どんな練習を？ 毎日2～3時間練習します。素振りは日に200回くらいはやります。 チームに入ってる？ 中学校のソフトボール部です。監督は坂本先生。 これまでどんなところと対戦しましたか?成績はどうだったの？ 今年の九州大会に出場した鹿児島の神村学園や熊本の一の宮と対戦しました。中体連では唐津市で優勝、県ではベスト４でした。 守備のポジションは？　 キャッチャーです。 打率は？ 3割くらいです。 高校へ行ったらどうするの？ ソフトボールを続けたいと思っています。 将来の夢は？ ソフトボールを続けていきたいです。 家族を紹介してください。 お父さんもお母さんも協力をしてくれてアドバイスをしてくれるいい親です。弟はいやし系でかわいいです。 野球以外にやりたいことは？ テニスやバドミントンがやってみたいです。、 名前　古賀日和　（こがひより）ニックネーム　ひよ 学校　唐津市立東唐津小学校　6年 身長１５１ｃｍ　体重４３ｋｇ どうして野球が好きになったの？ お姉ちゃんやお父さんが野球をしてたので、私もしたくなって。 毎日どんな練習を？ チームでの練習は火、水、金、土、日で、東唐津の友達とは月、木に練習します。すぶりは毎日100回くらいしています。 チームに入ってる？ 外町ビクトリーという少年野球チームで青木監督です。 対戦先は?成績は？ 福岡県の高取少年野球チームや長崎県の戸尾少年と対戦。唐津の大会では4大会中２優勝。県大会では１１連勝中で2優勝。8月１２～16日に佐賀県１５２チームの代表として東京で行われる全国大会に出場しましたが、２回戦で敗退しました。 守備のポジションは？ ライト、セカンド、ファースト 打率は？ 2割7分くらい。ホームランは3本です。 中学校に行ったらどうするの？ ソフトボール部に入って、高校にはいったらインターハイで全国大会に出場したいです。 将来の夢は？ ソフトボール選手になりたいです。 家族の紹介を。 お父さんは野球が大好きです。お母さんは料理が上手です。弟はかっぱつでやんちゃです。 野球以外にやりたいことは？ オリンピックを見ていたらちょっと柔道もしたくなりました。 　お母さんの文子さんから、こどもたちの写真を何枚かお借りしました。御一緒に幸せ家族を拝見しましょう。 2001年の、まだうちの隣に引っ越してくる前の家で。こんなに小さい真海ちゃんが、ヘルメットをかぶっている！ 北海道の親戚を訪ねて、初めて雪に触れておおはしゃぎの真海ちゃん。小さい時からスポーツ神経を鍛えてる。 山口に旅行してＳＬに乗せてもらって、はい、ポーズ！ 2008年6月15日には弟、三太郎くんが生まれました。大喜びのおねえちゃん二人。 唐津市和多田天満宮の小学生相撲大会では、「恥ずかしかったけど挑戦したくて出ました」と5年生の時の真海ちゃん。この時は5，6年生女子の部でみごと優勝。 翌年の同じ大会では、日和ちゃんが3，4年生の部で準優勝。 乗馬も好きな日和ちゃん。佐志の乗馬クラブで時々乗っている。 6年生の時の真海ちゃんは佐賀県大会に出場。外町ビクトリーではおおぜいの男の子たちに交じって3番目に背が高かった。 「中学生になってからは男の子たちがグングンのびだして」と、残念そうな真海ちゃん。 そんな真海ちゃんが、保育園の時から、踊りを習っている友達に影響を受けて、藤間流を習い始める。6年生までは続けたが、中学生になってソフトボール部に入ると部活が忙しくて踊りのおけいこに行く時間が無い、とのこと。それでもいつかはまた踊りたいと、娘らしいあこがれは持ち続けている。 前から2列目の左から2番目の黄色の着物が真海ちゃん。その列の二人おいて次が日和ちゃん。日和ちゃんの後ろが三太郎くんを抱くお父さんの古賀修次さん。修次さんのむかって左側がお母さんの文子さん。 4歳になった三太郎くんに野球をコーチしているのが日和おねえちゃん。やんちゃで甘えん坊で、しょっちゅう自分でどこかにぶつかってすぐ泣く三太郎くんをいつも抱っこしているのを見かけます。お兄ちゃんが妹を抱っこしていると間違う通りがかりの人がいますが、やさしいお姉ちゃんが家の王子様をお世話しているのですよ。 健康家族の古賀さんちでは、お父さんが社会人野球チーム「球友」の監督でもあるからか、よく人が集まり、にぎやかな会食の声が聞こえます。 　二人に「将来大きくなって結婚する時にはどんな人が理想？」と聞いてみました。二人は声をそろえて、「スポーツマン！」　「お父さんみたいな？」と聞くと、また声をそろえて、「イヤ～、もっとカッコよくなくちゃ」ですって。アレマ、チョーかっこいいけどね。 　二人とも大きくなったらソフトボール選手になりたいらしく、オリンピックでソフトボールが復活する日を待ってるそうです。目を輝かせながら、夢を語る二人に、どうぞ幸せな未来がありますように。 　お母さんに訪ねると、娘二人が野球をすることは大賛成だそうで、「普通なら思春期で、お父さんにはものも言わない子がいると聞いたけど、うちはお父さんと娘たちが仲良しなので助かります」と。文子さん自身も、仕事と家事に忙しくても週に２回バドミントンに通うスポーツウーマンです。 　今夜もおそらく古賀さんちでは、お父さんが二人に「宿題だけきちんと済ませたらそれ以上勉強しなくていいから素振りをしなさい」と言うのでしょう。お父さんがリードし、お母さんが支え、唐津のおじいちゃん、おばあちゃん、佐賀のおじいちゃん、おばあちゃん、皆が応援している古賀家のチームワークは、万全で確固たるものです。 　フレーフレー、真海、カットバセ、日和！！！ 　　今月もお越しくださってありがとうございました。 　　また来月もお待ちしています。 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　MAIL to 大河内はるみ