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20010年3月




このページは、色々な方にご協力いただいて、
唐津のおみやげ話をお伝えするページです。
バックナンバーもご覧頂ければ幸いです。


#1 御挨拶



バンコック旅行記

ようやく春の兆しが見え始めました。この冬は例年になく寒かったですね。
今月号は、寒さから逃れて一人でタイに行ってきた主人・大河内明彦の旅行記です。
写真が主になります。お楽しみください。







10年ぶりのタイ旅行。
寒い日本を逃れたいという気持ちと、バンコックのあの華やかな寺院、世界のリーディングホテルが集中している都市を見たいと、8泊10日の旅に出た。
2月7日
飛行機は予定通りバンコック国際空港に到着。おそらく同時刻にいろんな国の飛行機が到着するのか、イミグレーションを通るのに1時間近くかかった。
それにしてもなぜ世界各国から多くの人がこの国にやってくるのだろうか。

タクシーがメーターで走るようになったのは、ここ数年来のことだそうだ。飛行場のタクシー乗り場には係の人が運転手に客の行き先を告げ、こちらにはタクシーの番号が記入してある半券を渡してくれる。
なにかあった時の処置のためだろう。あとでホテルでタクシーを呼んでもらった時もドアマンがナンバーを控えていたようだ。安心してこの国に来てもらいたいという観光姿勢と見受けられる。


2月7日(日)
第一日のホテルは中華街の真ん中に取った。
Grand China Princess Hotel


到着するや、街に出る。ヤオワラート通りは旧暦正月に向けて飾り付けがしてある。飲食店が舗道上にずらりと並んでいる。


和成豊酒家であわび入りふかひれスープ
700BTHを注文


2月8日(月)
朝日が出るのは7時近くだ。夜明けとともに一斉に人は道に出て働く。


ワット・プラケオは8時半開場。一番乗りで多くの人が来ないうちにと写真を撮りまくる。


そのうちたくさんの子供たちが参観に来る。小さいころから仏教や王室への敬意を教えるのだろうか。


王宮と衛兵交代式を見る。


ウィマーンメーク宮殿へは王宮前広場から70番バスで着く。総チーク材で出来た三層木造建築。ドア以外釘を一切使用していないとか。日本人である私には非常に親近感があり感銘を受ける。


2月9日(火)
ワット・サケット
寺院敷地にある小高い丘の上に建つ黄金の大仏堂で有名。この黄金の丘にはコンクリートのらせん階段を上がる。


ここの仏舎利の分骨が名古屋の日泰寺に納めてあるとここで知り合った青年僧が教えてくれた。
蓮の花の蕾と線香を捧げ拝んだ後で、袋に入った金箔を出して仏像に貼り付け、願いをかなえて貰うのだそうだ。


ワット・サケットと運河をはさんだところにあるワット・ラーチャナダーの境内にあるロハ・プラサートと呼ばれる建物。


ワット・ポー大釈迦涅槃像の足の裏はバラモン教における宇宙観を表現したものだそうだ。


仏の前の廊下には端から端まで鉄釜の賽銭箱が並べられ、その一つ一つに賽銭を入れていくようになっている。


River View Guest House泊。
機械部品などを修理する家内工業の工場が密集する狭い路地を入ったところにあった。トゥクトゥクでしか移動できない。


8階食堂からの眺めは素晴らしいが、料理はお勧めできない。


国立博物館では9時30分から2時間、日本人ボランティアによるタイ仏教美術の説明を受ける。内部は撮影禁止。


ワット・マハタート
入り口で片言の日本語をしゃべる女性が親切に声をかけて拝み方など教えてくれたが、そのあと案内するといったので、怪しいと思って断った。よく詐欺がある場所だそうだ。


ファ ランボン駅
タイ鉄道の心臓部。特急、急行など、ほとんどの列車がここを始発として北へ南へと旅立っていく。
ゲストハウスから歩いて6分くらい。


ワット・トライミット
新しいお堂が完成したばかりで、多くの参拝客でにぎわっていた。
中華門はこの近所にある。


市内の廃寺に長い間放置されていた漆喰の仏像が、1953年にワット・トライミットに移されることになって作業中に、大きさのわりに重くてクレーンが途中で壊れ、一晩外に放置されたが、雨にあたって漆喰が剥げ落ち、中から金の仏像が現れたというもの。


2月11日(木)
Mandarin Oriental Bangkok泊


ホテルのはしけがRiver Cityに迎えに来てくれて、海上からチェックイン。向こうの高いビルは The Peninsula Hotel。



世界的に有名なこのホテルを目いっぱい楽しもうと、どこにも出かけないでおく。
ロビーの飾り付けが印象的。
お客がみなここを利用しているという誇らしげな顔で行き来している。



リバーサイドテラスも魅力的だ。

Author's Wingの庭。
Author's Residenseには、サマサット・モームの部屋、コンラッド・ヒルトンの部屋などネームプレートで示されている。


Author's Lounge
アフタヌーンティーがここで供される。


Author's Residenseの1室、James Michener room
ジェームス・ミッチナーはアメリカの高名な作家で南太平洋のことなどよく書いている。
アンティークの家具が使われている。



Author's WingのLandscape Garden and Pool Areasで、簡易更衣所もある。


2月12日(金)
Siam Heritage泊
タイ人夫婦の経営するホテル。隅々まで経営者のセンスを感じさせる居心地のよいホテル。Phatphongにも近く、日本人利用者も多い。


ラマ4世通りに面するLumphinee 公園。
夕刻だったので個人やグループでジョギングをやっていた。


公園に隣接するSuam Lum Night Bargearにはフードコートもある。窓口で金券を購入して支払いに使う。余った金券は払い戻してくれる。


Phatphong Rd
昼間はなにもない広い路だが、夜になると屋台市場が始まる。


2月13日(土)
Jim Thompson's House
館内はガイド付きのツアーになっている。
ジム・トンプソンはタイシルクの父。
この家は美術館になっていて、売店やレストランもできていた。


以前来た時には室内に古伊万里の大皿が壁面いっぱい飾ってあったように記憶していたのでそのことを問うと、現在は入場者が多く、振動で皿が落ちるので、かけってあった場所に番号を入れてはずしてあるとのこと。


Siam 駅からPhrong Phong駅の間には両脇に大型ショッピングセンターやホテルがひしめいて、一軒ずつ寄って見て廻るには相当の体力が必要だ。BTSが3階で歩道が2階にあり、道を横切るのに階段を上がったり下がったりして疲れてしまった。そのうちどこに行ったかもわからなくなってしまった。


この日は旧暦の大みそかで、中国風の飾り付けが目を引いた。ショッピングセンターSiam Paragonでは、大売り出しや獅子舞などをやっていた。


Thaniya Rd at New Year's Eve
夜10時過ぎから爆竹の音がして外に出てみると日本人通りといわれているタニヤ通りでも爆竹が鳴らされ、獅子舞、蛇踊りなど、軒並みに祝って廻っていた。トラックに道具を積んで中華街からやってきた連中だろうか。路地に座って新年を迎える。


2月14日(日)
Sofitel Silom Bangkokで、一日休養。
部屋から見た景色。


ホテルの食堂への廊下。両脇にワインがずらりと並んでいる。


2月15日(月)
2Asia Travel Designs Co. Ltd. の社長Nawapornさん(中央)にバンコック郊外Nakhon Pathomを一日案内していただく。 


Patchasuda College, Mahidol University
ハンディキャップの研究が進んでいる大学で、現在18名の盲人学生が学んでいるとか。


ワット・ライケン
迷路のようなココナッツの植物園をくぐりぬけて到達。商売にご利益があるとかで、参拝客でにぎわう。
周囲には屋台が出て土産物屋や食べ物やが並んでいる。


ココナッツと米粉を混ぜて作ったお菓子。竹の皮でくるんである。


ローズガーデン近くの川に浮かんだレストランで夕食。


        トムヤムクンは辛いがおいしかった。バナナの花のサラダも珍しかった。


川面に浮かぶ水草。


夕陽の中をNawapornご夫妻に空港まで送ってもらった。

あっという間の9日間だったが、タイシルクの土産をカバンに詰め込んで帰路についた。また何年か後にこの美しい国に行けるだろうか。




大河内明彦のバンコック旅行のおつきあい、ありがとうございました。
皆様もよい旅行をなさってください。唐津にもお越しください。
ではまた来月お目にかかります。
 




                  
今月もこのページにお越しくださって
ありがとうございました。
また来月もお待ちしています。


洋々閣 女将
   大河内はるみ


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