#106 2009年1月 |
このページは、色々な方にご協力いただいて、 唐津のおみやげ話をお伝えするページです。 バックナンバーもご覧頂ければ幸いです。 #1 御挨拶 |
この絵はおじゃがさんから描いて頂きました。13枚の絵が重なっています。よく見てね。 |
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唐津鍋祭り |
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あけましておめでとうございます。皆様、いい年をお迎えになりましたか。 今回は寒い時期ですから、唐津からホカホカのお話をお届けします。「唐津鍋祭り」です。お箸を握ってお読みください。 昨年(2008年)12月7日に唐津競艇場横の広場で「第4回唐津鍋祭り」がありました。 ナニ?ナベマツリ? 唐津くんちは有名だが鍋祭りなんか知らんぞ、と怒っているアナタ、まあ、そんなに頭から湯気をたてずにゆっくり読んでくださいな。 この鍋祭りは4年前に民間のアイデアでささやかに始まったのですが、年を追うごとに盛んになってきて、昨年は唐津城築城400年記念ということもあり、主催が唐津商工会議所に変わって、ドーンと盛大な祭りに成長したのです。唐津と姉妹都市である韓国麗水(ヨス)市や、釜山、公州(コンジュ)市からも何グループかの参加があり、また、国内も姉妹商工会議所のある石川県から2チーム、長崎県から、佐賀県の他の市町村からというふうに参加が増え、そうですね、テント数が50ぐらいもあったでしょうか。 前売り券は700円で、ナベ券が2枚綴りです。つまり、好きなナベを二種類たべられるわけ。当日券は800円。佐賀銀行唐津支店の支店長以下行員の皆さんが10名くらい出て当日券販売のお手伝いボランティア。手さばきもよく券を数える。シャバッ、シャバッ、と。おつりの出し方もやはりちがうねえ。ニコッと笑って「ありがとうございました」って。 主人と二人で当日券を2枚買って(ケチ)、さて、広場に出ました。いきなり長蛇の列にぶつかって「こりゃなんかいな」と驚いて先頭を見にいくと、「トラフグのちり鍋」の屋台でした。これは魅力的だけど、おなかはすいているし、いつになったらありつけるかわからないので、「うちはフグチリはいつも食べているからよしましょう」と見栄っぱりなウソを言って並ぶのやめて先に進みました。 そのあとはウロウロ、キョロキョロ、なんせ鍋券は一人当たり2枚しかないのに、佐賀牛あり、唐津もちぶたあり、唐津さくらポークあり、三瀬鶏あり、トッポッキ、ユッケジャン、餃子なべ、マトン、いのしし、アワビ粥、さざえ、だご汁、エトセトラ・・・目移りして決められない。人間は欲張りなものですね。2枚しかない券を最大限に活用しよう(つまり原価の高いものを食べよう)とするものだから決められないのですね。ここ何年かこんなに悩んだことはないというくらいに悩みたくって、フラフラとすきっぱらで歩いていたら、「あれ、おかみさん」と声をかけられ、腕を取られて連れて行かれて、頭の中で原価計算をするひまもなく「ヘルシーポーク鍋」を食べさせられました。でも、うどんも入っていて、とってもいいお味でした。次には、と歩いていたら友達がいて、ぜんざいになりました。理想と現実はちがうものですね。主人はとっくの昔に迷子になっていて、あとで聞けば、韓国料理を試したそうです。しまいには券がないのでじっと見ていたら知り合いがただで一杯くださったそうで。慈善ナベでもないのに、情けない。
行った時間が少々遅かったのか、完売の札がかかった屋台が増えてきて、野外スタージでは韓国舞踊や呼子のハイヤ節などもあり、ジャンケンゲームもにぎわって、鍋祭りは終了しました。JAからつが出しているサーカスみたいな大テントに入って、売れ残りのシクラメンとイチゴとネギを買って、帰り際に石川県のお土産をいろいろ買って、駐車場に向かいました。大駐車場の、さて、どこに我が家の車を駐めたやら。人の車をうろうろ見て回って、やっと巡り合う。これからは、キーを押すと無線でドアロックが開くだけでなく、トコトコとご主人さまの待つ所へ走ってくる車を開発してくださいな。ともかくこれだけ多くの人を集められた主催者に敬意を表しつつ、食べそこなった鍋たちに哀悼の意を表しつつ、来年も行こうと心に誓いつつ、帰途についたのです。 皆さまもぜひ今年の12月には唐津鍋祭りにおこしください。では、写真をご覧ください。 さて、みなさんは何を召し上がりますか?仲良し同志でおでかけください。新しい唐津の名物祭りへ。 今年も、もりもり食べてお元気でお過ごしください。 また来月。 |
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