「波多家系図」 | ||
第一代 | 波多源次郎持 | 源久の二男。波多氏の祖。保元の乱において戦死をとぐ。 |
第二代 | 〃 源 太親 | (不詳) |
第三代 | 〃 源三郎至 | (不詳) |
第四代 | 〃 太 郎勇 | 元寇に際して姪の浜附近を守って戦功あり。 |
第五代 | 〃 源三郎繁 | 岸岳城下で足利満輔と戦い、後に和睦。尊氏の東上を援く。 |
第六代 | 〃 源二太夫重 | 延元三年上洛し、足利直義に謁し忠勤を誓う。 |
第七代 | 〃 源太夫照 | 菊池武光の軍と筑前長者原において戦い敗れ、戦死をとぐ。 |
第八代 | 〃 丹後守直 | 照戦死のため後嗣者なく、相神浦から養子に入る。 |
第九代 | 〃 円後守定 | (不詳) |
第十〇代 | 〃 安房守武 | 黒岩村医王寺を深く尊崇す。 |
第十一代 | 〃 下野守重 | 至徳四年八月松浦党の会盟に、連署をす。 |
第十二代 | 〃 下野守永 | 応永二十八年八月第三回松浦党の会盟に連署をす。 |
第十三代 | 〃 下野守親 | 文安六年唐津大明神への寄進状あり。 |
第十四代 | 〃 下野守泰 | 応仁二年朝鮮と歳遣船貿易を始め、後で壱岐へ進出をす。 |
第十五代 | 〃 下野守興 | 波多氏の全盛時代を築く。「波多氏掟書」を制定す。 |
第十六代 | 〃 壱岐守盛 | 天文十一年没し波多氏後継者問題で内訌が起こる。 |
第十七代 | 〃 三河守親 | 有馬氏から養子。秀吉の怒りにふれ配流。波多氏没落す。 |